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中学3年生・高校3年生の英語力調査結果(201512月調査H27)
文部科学省は2016年4月4日に全国の中高生らを対象にした
2015年度の「英語教育実施状況調査」結果を発表しました。
高校3年生の英語力調査結果(201512月調査H27)
「実用英語技能検定(英検)準2級程度」以上の英語力を持つ生徒は34.3%(前年31.9%)
中学3年生の英語力調査結果(201512月調査H27)
「英検3級程度」以上の英語力を持つ生徒は36.6%(前年34.6%)
いずれも前年度比で2ポイント以上増えました。
調査は2015年12月、全公立中学、高校計約13000校の中3生、高3生について、
各都道府県教委などを通じて実施されました。
「英検準2級程度」「英検3級程度」については、試験で資格を取得した生徒に加え、
教員が普段の授業などから同等の力があると判断したケースを含めて集計しています。
初めて公表された都道府県別データで、目標をクリアした生徒数の割合が高かった上位5県は、
高校では群馬(49.4%)、千葉(45.5%)、福井(42.5%)、兵庫(41.5%)、石川(40.5%)
中学では千葉(52.1%)、秋田(48.6%)、東京(47.9%)、石川(47.8%)、福井(42.7%) です。
成績を県別に比較して意味があるのか?とも感じますが、上位県で共通しているのは、
授業が英語で行われているケースが多かったり、
生徒が身に付けるべき能力を段階別に明示した指標の利用が進んでいたり、
千葉県では2015年度から英検より試験時間が短い「英検IBA」の全校受験を導入したり、
という取り組みが行われています。
全体の底上げ(基礎力UP)には組織的な取り組みが必要だということだと思います。
2013年6月に閣議決定された「教育振興基本計画」は、2017年度までに50%の生徒が
高校卒業時に「英検準2~2級程度以上」、
中学卒業時に「英検3級程度以上」の英語力を身につけることを目標に掲げています。
英語教員については
「英検準1級程度以上」が中学で50%、高校で75%としましたが
2014年度調査では中学28.8%、高校55.4%と達成が厳しい状況でした。
中学3年生・高校3年生の英語力調査結果(201507月調査H27) はこちらです。
高校3年生の英語力調査結果(201409月調査H26) はこちらです。
(2016.04.04)
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