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2016.02.12 大学入学希望者学力評価テスト(仮称) 複数回受験見送り
文科省は大学入試センター試験の代わりに、2020年度に導入予定の「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の複数回受験を見送る方向で検討しています。
複数回受験は「一発勝負の弊害を改める」ことが狙いでしたが
マーク式の試験を、現状の大学入試センター試験と同時期の1月に実施する場合
採点に時間がかかる記述式試験は12月に実施する必要があります。
(採点期間を30日~40日と想定しているようです。)
記述式とマーク式の試験は一体で受験するとされており、これを複数回行う場合は
11月以前に行う必要があり、高校3年の授業や学校行事、部活動のほか、
試験会場を提供する大学にも大きな影響が出ると判断したようです。
文科省は2020年度の新テスト導入後、しばらくは(10年程度)複数回受験を見送り、
トラブルの有無など状況を見極めながら複数回受験の可能性を探る予定です。
この複数回受験の見送りを含めた新テストの具体案を詰め、2016年3月末までに
「最終まとめ」を発表する予定です。
文科省の高大接続システム改革会議は2016年1月末に、
新共通テストの国語と数学で導入する記述式の採点にかかる日数を試算し公表しました。
センター試験を参考に約53万人が受験し、採点者を1日800人とした場合、
問題数により20日から60日程度必要としています。
文科省は公務員や大学教員で記述式の採点をすべて行うのは困難とみており、
民間に委託することを検討しているようです。
新共通テストは数十万人が受験する見込みで、民間事業者のスタッフが数百人規模で
採点することを想定しているようです。
(2016.02.12)
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