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Superannuation解約 スーパーアニュエーションの換金請求 オーストラリアの年金
オーストラリアの年金 スーパーアニュェーション Superannuation
オーストラリアのSuperannuation（スーパ－アニュエーション）は、日本の年金システムの二階部分の職域年金制度と同じで、厚生年金に該当します、また一階部分の老齢年金Age Pensionは税金を財源としています。スーパ－アニュエーションでは、雇用主は給与の９．５％(2017年)を加入者(従業員)のスーパ－アニュエーション･ファンド（年金基金）に拠出（支払い）することが義務づけられています。拠出の義務とは、18歳以上で、毎月の（グロス・税引き前）給与がAU$450以上の、フルタイム･パートタイム･カジュアル(アルバイト)の従業員は、学生、ワーキングホリデー、永住者等ビザの種類に関係なく全員拠出しなければなりません。加入者（従業員）はスーパ－アニュエーション･ファンド(会社)を選択し、そのファンドが運用する商品の中から拠出金の投資先を選びます。スーパ－アニュエーション･ファンドはColonial、MLC、AMP、ING、Macqarie、AXA等の銀行や投資銀行が、株式、不動産、国債、貯金などで運用しています。加入者はリスクとリターンの希望に応じて自分の好みのファンド・投資先を選ぶことができます。転職時には、新しい会社でも引き続き同じファンド･投資先を指定できますが、条件の良い別のファンドを指定することもできます。その場合は、複数のファンドを持つことになり、口座維持料がそれぞれの口座で必要になります。もし自分で選択しなかった場合には、雇用者が選択したファンドで積み立てられています。スーパーアニュェーションの受取・解約
現在、給付（受取）は６５歳から可能ですが、2年ごとに6ヶ月ずつ引き上げ2035年には支給開始は７０歳まで段階的に引き上げられる予定です。給付年齢までは引き出すことができません。但し、一時滞在者でオーストラリアを出国して、ビザの有効期限が切れており、さらに、再度オーストラリアで働く予定がない場合は、換金請求をすれば解約し引出すことが可能です。自分でオーストラリア国税局（ATO）にオンラインで換金請求
オーストラリア国税局（ATO)のサイトから換金請求できます。この手続はDASP：Departing Australia Superannuation Paymentと呼ばれ、権利はオーストラリア出国後ですが、出国する前にオンラインで事前登録（パスワードも登録）をすることができます。出国後、再度ログインしてSubmit（確定）して下さい。オーストラリア内での事前登録／日本帰国後のオンラインでの換金請求共に同じATOのWebサイトからです。 https://www.ato.gov.au/Individuals/Super/ から・Superタブの左の ⇒ Accessing your super をクリックし pull down メニューを開く・開いたPull down メニューの中の ⇒ Temporary residents leaving Australia をクリック・ ⇒ ページ内に DASP online application system と Paper applications(formのダウンロードリンク有)があります。・オンラインでの申告は ページ内の DASP online application system をクリック・ここからは、DASP - Online applications の処理になります。 必要な情報を入力して下部にあるNext,Backをクリックしてください。(秘密の質問・答えの登録もあります)（あるいはATOのサイト内検索で DASP online application system を検索して下さい）約30分かかります、以下の情報を準備をしてから行って下さい。・名前、生年月日・emailアドレス・国籍・パスポート番号・タックスファイルナンバー・スーパーファンドから送られてくる運用残高明細 （ファンドの会社名（ABN：企業登録No. ）、顧客番号、口座番号、アカウント名等が記載） ファンド名を検索するときにABNが必要になります。在豪中はビザがまだ有効な為、事前登録はsubmit（確定）せずにSave（保存）だけにして下さい。自分で各ファンド会社にに紙ベースで換金請求
帰国後はDASP申告(紙ベース)用紙を使って郵送でも換金手続ができます。 （在豪中はビザがまだ有効な為、紙ベースでの申告は他の証明証等が必要になります）2017年から紙ベースでのDASP申告にはビザが期限切れになったという証明証が必要になりました。このCertification of Immigration Status(CIS)証明証はForm1194を記入して送付すればATOからformに記載した各ファンド会社にVISAが期限切れであるというCIS証明証が通知がされます。CIS証明証は有料でformにクレジットカードの番号を記載する必要があります。OnlineでのDASP申告では自動的に通知されますのでこのCIS証明証は不要です。 ATOのWebサイトからForm1194とNAT7204の最新版の入手はここです。 https://www.ato.gov.au/Individuals/Super/ から・Superタブの左の ⇒ Accessing your super をクリックし pull down メニューを開く・開いたPull down メニューの中の ⇒ Temporary residents leaving Australia をクリック・ ⇒ ページ内の Form1194のダウンロードはForm 1194 Certification of immigration status をクリック NAT7204 のダウンロードはApplication for a departing Australia superannuation payment をクリック 参考までに201510版(2017年9月時点最新版)のForm1194申告用紙を PDF（6ページ）でUPしますが 参考までに201706版のDASP申告用紙NAT7204-201706を PDF（6ページ）でUPしますが 最新版をATOから入手して下さい。 CIS VISA失効証明書(Form1194)の郵送先はDIBP(Formに住所記載)です。 ファンド解約申請(NAT7204)の郵送先は各ファンド会社です。 ファンドの数だけ解約申請(NAT7204)を郵送する必要があります。ワーキングホリデーの方の処理も同様ですが、 上記ATOのWEBサイトの Accessing your supe のプルダウンメニューから working holiday makersをクリックすると返金額から徴収される税率が記載されています。 出国後５年以内であれば国税局（ATO）に換金請求をすることができます。還付金は豪ドルの小切手郵送、オーストラリアの銀行口座振込、海外送金など選べます。(NAT7204に記入)スーパ－アニュエーションの税金
スーパ－アニュエーションは、企業が利益の一部を費用として支払っていますので、拠出時(利益)に税金、運用時に運用利益に見合った税金、退職者への給付時(給与の後払い？)に税金、と三段階の課税が換金時に行われます。その３つの税金を差し引いた残りが還付されます、結果的に運用残高の約６割が還付されます。2016年度からワーキングホリデーに関する税率が議論されていましたが、2017年から給与所得とDASP返金の両方ともに税率が上がりました。ワーキングホリデー参加者が減少すると、農業団体からの反発が起き、今後も変更があるかもしれません。 ワーキングホリディの税金に関する記事はこちらです。ファイナンシャルアドバイザー（FA)に換金請求手続を依頼する
換金請求の処理は、オーストラリア在住のファイナンシャルアドバイザー（FA）が有料で代行してくれます。自分で行うのが不安な人、転職回数（ファンドの数）が多い人、すぐにお金が必要な人等は依頼されたらよいと思います。依頼に必要な情報は１．スーパーファンドから送られてくる運用残高明細 （会社名、顧客番号、口座番号、アカウント名などが記載されています） あるいは雇用主が発行する拠出履歴２．タックスファイルナンバー３．日本の住所、ＴＥＬ４．パスポートのコピー（顔写真のページ・ビザのページ・日本の帰国スタンプのページ） 等です。弊社にて留学手続きを依頼された方は、メンバー専用ページにて詳細をご案内しています。 (2017.09.30)
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