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中央教育審議会(中教審)が2020年度からの学習指導要領を答申
2014年11月20日に紹介しました、2020年度からの学習指導要領の全面改訂を諮問 に対して
2014年12月22日に中央教育審議会(中教審)が下村文部科学大臣に答申(提案を提出)しました。
新共通試験は現在の小学6年生が大学受験予定の2020年度から導入され、
実現すれば1979年の共通1次試験導入以来の大きな改革となります。
答申では
・大学入学希望者学力評価テスト(仮称)
・高等学校基礎学力テスト(仮称)
が大きな柱となっています。
大学入試改革のイメージを現状と新制度で比較すると
現行 新制度
高校 高校
・各高校が独自の内申点で評価 ・高等学校基礎学力テスト
・必修教科の学習到達度を測る
センター試験 大学入学希望者学力評価テスト
・6教科29科目 ・知識の活用力をみる問題
・年1回実施 ・年複数回実施
・結果は素点で示す ・結果はレベル別で示す
・英語は筆記とリスニング ・英語は4技能を評価
各大学の個別試験 各大学の個別試験
・独自のペーパー試験で合否判定 ・面接、小論文、集団討論等で多面的に評価
・AO入試では事実上学力不問 ・ペーパーテストは論述式に限定
・基礎学力テストの成績を参考
スケジュールは
・大学入学希望者学力評価テスト(仮称)を2017,18,19年にプレテストを行い2020年度から実施
・高等学校基礎学力テスト(仮称)を2017,18年にプレテストを行い2019年度から実施
となっています。
大学入学希望者学力評価テスト(仮称)はセンター試験と異なり記述式問題や
TOEFL等の英語の民間試験利用、コンピューターを使った複数回実施を想定しています。
一方、大学全入時代を迎え学力を審査しないアドミッション・オフィス(AO)入試を導入する
大学が増え入学者の学力低下も近年問題になっています。
AO入試入学者の退学についてのトピックスはこちらです。
残念ながら、世界的には、一部の日本の大学卒業資格が認められていない、
あるいはレベルを低く見られているというのも事実です。
新制度は高校や大学の負担が増える事になりますので、今後の進展が目を離せません。
(2014.12.22)
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